2018年04月18日

GMトウモロコシには栄養がない?

トウモロコシには栄養がある

 メキシコやアステカ族や中米のマヤ族が、「トウモロコシ」と呼ばれるようになる在来種の栽培を始めたのは、数千年前のことである。それ以降、トウモロコシは北米にも広まり、ヨーロッパ人がアメリカにやってきたときに彼らはネーティブ・アメリカンからトウモロコシを手にした。もし、このトウモロコシがなければ、移民たちは新世界の冬を生きて超すことができなかったと歴史家たちは書く。

 当時は、新鮮なままにトウモロコシが食されることはほとんどなく、大半が、揚げものやパン、プリンに料理され、冬に保管するため乾燥され、オートミールに混ぜたりした。入植者たちは現在と同じようにトウモロコシを家畜の餌にもした。

 今もトウモロコシは数千種もあり、スイートコーンだけで200種以上もある。しかし、スイートコーンの品種開発が始まったのは1700年代以降になってからのことである。現在、世界で最も多くトウモロコシが生産されているのは米国である。生産が最も盛んな中西部のアイオワ州、イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州は「コーン・ベルト」と呼ばれる。

 トウモロコシは米国の象徴的な食品であり、その栄養価は栄養学者も評価し、歴史的にも実証されてきた。2009年4月に提供された米国農務省のデータによれば、トウモロコシの穂一本には、ビタミンCでは日あたり必要量の約6%、繊維では10%が含まれている。とりわけ、トウモロコシからは全粒穀や野菜に含まれる不溶性繊維が提供される。トウモロコシはそれほど消化されることなく消化管を通り抜け、食べ物の腸内での移動を促進する。トウモロコシには葉酸やナイアシンも含まれる。トウモロコシ1カップからは葉酸の日必要量の約15%が得られる。ビタミンBのAタイプ、葉酸によって酵素代謝やDNA合成で必要である。また、同量のトウモロコシからは、ナイアシン、あるいは、ビタミンB3の必要量の約12%が得られる。

 また、トウモロコシの穂一本にはタンパク質3gが含まれる。9種類ある必須アミノ酸がすべて十分に含まれているわけではないが、別のマメ(beans, legume)と一緒に食べれば足りる。そして、多くのネーティブ・アメリカンたちの食文化はそうしてきた。

 しかし、この健康的なトウモロコシのイメージを覆す見解が主張される。マムズ・アクロス・アメリカは、自分たちを「アンストッパブル・マムズの連盟」と称しているのだが、遺伝子組み換え農産物に関して熱い議論を引き起こしたリポートを自分たちのブログで発表したのだ(1)

遺伝子組み換えトウモロコシの登場

corn.jpg だが、いま、米国では状況は変わってきている。2005年には米国のトウモロコシの約52%が遺伝子組み換え種子となり、2012年には、88%が遺伝子が組み換えとなっている。ダイズや綿とともに、トウモロコシも雑草や昆虫に対して抵抗性を高めるよう改良されている。より高価格でGM種子を購入したとしても農民にはそれだけの見返りがあると主張する人たちがいる一方、在来種を入手することが可能でなくなり、米国の農民たちはGM種子を使うことを強制されていると主張する人もいる。

 米国において、遺伝子組み換え生物の管理責任を負う主な機関は、農務省の動植物検疫局、環境保護庁、食品医薬品局である。遺伝子組み換え農産物が従来の作物と同じように人間や環境に対しても無害であることを実証し、遺伝子組み換えを推進するため、農務省は2002年にバイテク規制局を設立する。農務省によれば「2005年には、1400件以上のバイテク申請がなされ、500件以上の許可証が出され、6つの条項が規制緩和された。

 バイテク研究と関連した米農務省の支出は、毎年約2億2000万ドルにまで及ぶ。バイテクと関連した研究を実施し、作物の育種を推進するため、DNAマーカー、ソフトウェア、ゲノム・データベースも開発されている。農務省の農業研究局は、大学や民間育種部門と協力して2000年以降400件以上もの新たな作物品種(germplasm lines/varieties)を開発してきた(1)

遺伝子組み換えトウモロコシは栄養分が乏しい

 「GMトウモロコシと非GM とには違いがないとの主張はでまかせです。2013年3月14日に、カナダにある唯一の非GMトウモロコシ種子会社が、GMトウモロコシと非GMトウモロコシとの栄養価の違いを明らかに示す衝撃的なリポートを電子メールで送ってくれたのです。仰天しました」

 ゼン・ハニーガットさんはこう主張する(1,4)

 オンタリオにある非GMトウモロコシ種子を販売しているデ・デル・シード社が調査し、プロフィットプロ社が分析したのである(4,5)。重要な点は、これは科学的な研究ではないが、自分たちのトウモロコシがどのようになっているのかを知りたいと願う農民たちから依頼を受けてなされた独立した研究であることである(1,5,6)

Howard-vileger.jpg 栄養アドバイザー、ハワード・ブリーガー氏は、1996年以降GMOの研究に携わり、米国の10州で家族農家とともに仕事をしてきたがこう語る(6)

「中西部のフェンスだけで仕切られた隣接した2つのトウモロコシ畑から収穫の2週前にトウモロコシの穂をサンプリングしました。まったく土壌条件が同じで、同じ地力で非GMトウモロコシでの従来の除草剤が散布されているのか、GMトウモロコシでラウンド・アップレディのグリホサートが散布されているかどうかだけが違うトウモロコシを比較することが望まれました。畑は第三者が選び、分析研究室に送りました」(3,6)

 GMトウモロコシは、GMトウモロコシを5~10年栽培し続け、10年間もグリホサート除草剤を使用した不耕起圃場からサンプリングされた。一方、非GMトウモロコシは、少なくとも5年間は、グリホサート(ラウンドアップ)が散布されない圃場からのものであった(6)

 もちろん、これはリスクなしではできない。遺伝子組み換えトウモロコシを使うにあたって、特許保有者の書面による同意なくしてはそうした実験を行うことは違反であり、訴えられると書かれているからである(3)

 それはさておき、ゼンさんはその結果をこう指摘する。

非GMトウモロコシのカルシウムは6130ppm だが、GMトウモロコシは14ppmで437分の1。

非GMトウモロコシのマグネシウムは113ppm だが、GMトウモロコシは2ppmで56分の1。

非GMトウモロコシのマンガンは14ppmだが、GMトウモロコシは2ppm 7分の1(2,5,6)

 こうした不足に関して指摘しておかなければならない大切なことは、これらがまさに身体での不足につながり、それが、病気、障害、ガンにつながるということだ。骨粗鬆症にかかっている人たちは、カルシウムやマグネシウムが不足しているし、ガンにかかっている人たちはマンガンが乏しい(2)

 さらにリストはこう続く。以下の表をご覧いただきたい。

 

非GMトウモロコシppm

GMトウモロコシ

窒素

46

7

リン酸塩

44

3

カリウム

113

7

イオウ

42

3

14

2

亜鉛

14.3

2.3

16

2.6

モリブデン

1.5

0.2

ホウ素

1.5

0.2

セレン

0.6

0.3

コバルト

1.5

0.2

(3,6)

 この分析結果から、GMトウモロコシは、普通のトウモロコシに比べて多くのミネラル養分がひどく不足していることがわかる(1,6)。とはいえ「グリホサートが養分を引き出してしまうことから、GMトウモロコシがそうなっていることに完全に驚かされたわけでもなかった」とゼンさんは主張する(2,4)

 植物病理学者、パデュー大学のドン・フーバー(1935年〜)元教授は、作物、土壌、家畜、人間がグリホサートで汚染されることを警告し続けて来た(6)。「グリホサートは、マンガン、コバルト、鉄、亜鉛、銅といった正荷電したミネラルを固定する強力な有機リン酸塩キレート化剤です。そして、こうした元素は、土壌、動植物がノーマルな生理的機能を果たすうえで不可欠なのです」(4)

危険なグリホサートが検出

 さらに、ゼンさんはこう続ける。トウモロコシに含まれるホルムアルデヒドとグリホサートの濃度も見てほしい。環境保護庁のグリホサートの規制基準は0.7ppmだが(2,4)、ヨーロッパの検査では、水溶液中の1ppb(0.0001ppm)のグリホサートが動物の組織にダメージを与えることを示している。動物に有毒であることが示された7000倍の濃度が許可されているのだ。そして、このトウモロコシには13ppmが含まれている!。水中での毒性の13万倍もの高さだ!(2)

 つまり、非GMトウモロコシでは検出されなかったグリホサートが検出されてしまったのである。グリホサートは1ppmでも有毒とされるが、30年以上も蓄積されてきた科学的なエビデンスから、グリホサートは農業における規制基準よりもかなり低濃度であっても、流産、先天性欠損症、発癌、内分泌の混乱、DNAのダメージ、神経毒性、肝臓や腎臓への毒性があることが明らかになっている(6)

Chuxia-DENG.jpg 2009年、国際生物科学誌(International Journal of Biological Science)には、3種類の遺伝子組み換えトウモロコシを餌として食べさせたラットの血液と組織を分析した論文が発表されている。その結果、腎臓、肝臓、心臓、副腎、脾臓と血液生成システムに障害が見いだされた。

「おそらくGMトウモロコシに特有の新たな農薬のために、肝臓や腎臓に疾患があるのだと我々は結論します。これに加えて、遺伝子組み換えによる想定外の直接的・間接的な代謝異常が生じる懸念を無視できません」と、著者は書いた。

 この研究は多くの批判を受けたが、この科学誌の編集長は保健福祉省の国立衛生研究所に勤務していて尊敬されていた澳門(マカオ)大学の鄧初夏教授であった。論文をピーアレビューした科学者だけでなく、デン博士もこの研究をオープンにする価値があると考えていた(1)

有毒なホルムアルデヒドはグリホサートが原因?

 それだけではない。グリホサートが検出されたGMトウモロコシからは200ppmものホルムアルデヒドも検出された(3,6)。ホルムアルデヒドは通常の状態では存在しない。タンパク質、核酸、脂質と反応し、突然変異や癌を引き起こす有毒物質であるだけでなく、神経毒性も持つ。中枢神経系や抹消神経系の神経細胞に含まれるタウタンパク質の異常がアルツハイマーを引き起こすことが知られているが、ホルムアルデヒドは100ppm以下の濃度でもアミロイド様の異常タンパク質折り畳みを誘発し、ニューロンを死滅させてしまう。それがこれほど高濃度で検出されるとは全く予想外であった(6)

 前出のフーバー元教授は、ゼンさんのリポートについてコメントし、ホルムアルデヒドの由来源としては二つの可能性があるが(3)、グリホサートの分解によって生じたのではないか、主張する(3,6)

Don-Huber.jpg 第一は、通常の植物で、セリンが非メチル化され、グリシンとホルムアルデヒドとなることである(3,6)。第二が、グリホサートがAMPA(α-アミノ-3-ヒドロキシ-5-メチル-4-イソオキサゾールプロピオン酸)に分解されることである。しかし、植物内でグリホサートが分解されることによってホルムアルデヒドが生じることはありえそうにない。ホルムアルデヒドに分解される前には、まずグリホサートがAMPAに代謝される必要があるが、AMPAはどの植物にも有毒だからである(3)。通常の細胞や器官では、メタン代謝酵素の一つ、ホルムアルデヒド・デヒドロゲナーゼによって、ホルムアルデヒドはギ酸に分解されてその毒性を失うのだが、ホルムアルデヒド・デヒドロゲナーゼが作用するには亜鉛が必要であり(6)、グリホサートのキレート化作用が亜鉛を奪ってしまうことによって、この酵素の活動が働かなくなってしまう可能性がある(3,6)。つまり、植物が実際にホルムアルデヒドを作ったか、あるいは、このキレート効果によって、植物の通常の生理作用がきちんと機能しなかったと考えられるのだ(3)

 ゼンさんはこう書く。

「教授は1ppmのホルムアルデヒドを摂取だけでも動物には有毒だと報告しているのだが、このトウモロコシにはその200倍も含まれているのだ!。これが、動物たちが選択することができればそれを食べない理由だ。ホルムアルデヒドのにおいを感じることができるのだ!」(2)

 ブリーガー氏はこう語る。

「最も恐ろしいことは、グリホサートが散布されている遺伝子組み換えトウモロコシ、ダイズ、菜種、綿、テンサイ、アルファルファ。どれでもホルムアルデヒドが潜在的に生み出されている可能性があることです … 知らないうちにホルムアルデヒドが食べモノや餌に入り込むのです」(3,6)

 GMO飼料を餌にするとき、家畜が不健康となることが問題となっているが、この問題も食にあるとグリホサートやホルムアルデヒドによって説明できる。そうブリーガー氏はイギリスのグループGMウォッチに語った(5,6)

研究を受けて

 2013年3月15日にネットにゼンさんのリポートが掲載されると、これはかなりの反響を呼んだ(3)。ロシア・トゥディや日本語にもなっているメルコラ医師のサイト(Mercola.com)、そして、ナチュラル・ニュース(NaturalNews.com)でも紹介された(5)

 ゼンさんは、これが科学的な査察を受けた科学的なレポートではないことを心にとめておいてくださいと語る(3)。また、このリポートに対するコメントを求められたGMウォッチもこう述べている。

「このリポートには、分析されたトウモロコシの品種、その生育や貯蔵の状況、どれだけの数の測定がなされたのかといった科学的研究でなされる情報が伝えられていない。現時点では、このリポートから結論を引き出すだけの十分な情報がない」と述べる(5)。ゼンさんが4月12日に追加で出したリポートでは「圃場の端から端まで歩いて18列あるトウモロコシ畑から等間隔で5サンプルを採取した」といった情報が掲載はされているが、それ以上の情報はない(3)。さらに、GMウォッチは、分析会社、プロフィットプロにさらなる詳細な情報を求めたが「しばらくはコメントしたくない」と情報が得られなかった(5)

 しかし、GMウォッチはこう続ける。

「この種の分析がたいがい土壌でなされるが、今回は、それが農民たちの要望によりトウモロコシで行われた。さらなる実験によって確認されれば、グリホサートとホルムアルデヒドの濃度だけでも十分に気掛かりであろう。我々は、さらに多くの独立した科学者によって分析されることを望む。そして、このリポートのようにトウモロコシは本当の農民の圃場から収穫されなければならない。モンサントの「試験栽培」されたトウモロコシであってはならない(5)」。

 こうした注目に値する違いが再び見られるかどうか、さらに多くの分析が繰り返されなければならない(6)。なぜならば、栄養分や汚染物の分析は、まさにどのような農業を支援したいのかという議論を進めるうえで必要な情報だからである(5)

 そして、GMウォッチもパーマカルチャー研究所もこう主張する。

「そして、もし、このリポートの情報が確証されれば、GM作物と非GM作物とは「かなり等しい」と主張してきた企業が提出してきた以前のデータがペテンであったと結論づけられる(4,5)。それは、GMを承認してきた側にも命とりであろう(5)。そして、犯人は法に照らし処罰される必要がある(6)」。

ペテンの見抜き方とメディア・リテラシー

 ゼンさんは3月15日にこう書いた。

「このリポートを議会、農民、ニュース番組の関係者、学校給食関係者や母親たちとわかちあって欲しい。私たちは、いま、子どもたちに栄養が不足し、異種タンパク質、毒物、グリホサートを散布されたり、農薬を注入された食べ物を与えたりはしたくない。安全性についての彼らの嘘にも騙されたりはしない!(2)

 さらに、4月12日には追加リポートでこう加筆している。

「このレポートは真実でないとの多くのコメントをいただいた。私もそれが真実でなかったらばさぞかしと思う。けれども、それが真実でないと言う人々は、遺伝子組み換え分野で働き、自分たちの科学を守りたい人たちなのだ。

 もし、疑問があるならば、是非、モンサントに対して独立した研究をするか、あるいは、ご自身のデータを示されるよう依頼してもらいたい。というのは、このリポートが報告される以前から、モンサントは環境保護庁に対してグリホサートの安全基準を6.2ppmから13ppmまで緩和するよう圧力をかけてきたからだ。だから、彼らにはすでにこのデータがあるのだと思う。そして、私たちのこの情報が提供されたと時に、ギリギリこのモンサント保護法を通過させたのだ。彼らも危害が自分たちのGMトウモロコシに由来することを知っていて、訴訟を先取りするために「モンサント保護法」を通したのだと私たちは思っている。いかがだろうか」(3)

編集後記

Akechi.jpg コナン・ドイルのシャーロック・ホームズであれ、江戸川乱歩の明智小五郎シリーズであれ、犯人捜しには「誰が得をするのか」という推理が欠かせない。残念ながら、ゼンさんのリポートは2013年に波紋を呼んだ後、アップデートされた情報がネット上では見つからない。とはいえ、グリホサートを13ppmまで緩和させた段階で、ものの見事にまさに同じ数値が出たというのは、偶然を通り越して怪しい。そして、日本でも昨年末に規制数値が緩和された。規制値はダイズも30ppm、小麦も20ppmと米国以上に緩く、油に使うヒマワリではなんと400倍である。

 さらに、日本ではほとんど紹介されず、日本語でもヒットしないこの記事が、ロシア・トゥディによって直ちに報道されているというのは実に興味深い。

 ロシア・トゥディとは2005年12月10日に開局されたロシア連邦政府が所有する実質国営メディアである。米国でも2番目の視聴者を持つニュースチャンネルで、BBCニュースに次ぐ。西側メディアは、ロシア政府のプロパガンダに加担し、フェイクニュースを拡散していると批判されているが、西側メディアがモンサントのプロパガンダに加担し、フェイクニュースを拡散しているとすれば、それと戦うプーチン率いるロシアの方が真実を発信しようとしているのかもしれないではないか。

 2013年4月といえば、その前年の2012年10月にフランスのカーン大学の研究を大真面目に受け止めてロシアが遺伝子組み換えトウモロコシの輸入を禁止してからまだ半年も経っていない時期だ。

「どうだ、吾輩の先見性は。やはり、ヤンキーどものトウモロコシは危険だったし、栄養価すらなかったではないか。先手を打って人民を守った我が手腕を評価するがいい」

とプーチンが舌なめずりをして自我自賛したくなるような情報であったことは十分に予想がつく。ということで、4月15日に掲載されたロシア・トゥディの記事の内容を抜粋してみよう。

「遺伝子組み換えトウモロコシを検査しリークされた研究から、有機農産物へのオルタナティブとして研究室で製造された農作物に驚くべき濃度で有毒な化学物質が含まれることが判明した。この結果はかつて考えられていたよりも遺伝子組み換え食品がはるかに危険なことがあることを明らかにしている。

 いわゆる企業のロビー活動をする議員によって書かれた「モンサント保護法」は、たとえ健康上のリスクが判明していないとしても、バイテク企業は、GM作物を作付けするうえで連邦の承認を必要としないと述べる。

 家族農家を代表する団体や機関だけでなく、食品企業や小売業者の多くがサインした手紙が先月議会に届けられたのだが、それはこう書く。

「しかも、これらの潜在的なリスクを評価するのは農務省だが、この規定は、違法で潜在的に危険な遺伝子組み換え作物の作付けや販売を停止させる権限を連邦裁判所から奪っている。さらに、アセスの間に以前には確認されていなかったリスクをもたらすことが判明したとしても、同じ作物を継続的に作付けすることを農務省が許可するように強要するのだ」

 なんというストレートで分かりやすいものの言い方か。見事なプロパガンダといっていい(4)

(2018年4月18日投稿)

【用語】

米国農務省(USDA=U.S. Department of Agriculture)

動植物検疫局(APHIS=Animal and Plant health Inspection Service)

米国環境保護庁(EPA=Environmental Protection Agency)

食品医薬品局(FDA=Food and Drug Administration)

バイテク規制局(BRS=Biotechnology Regulatory Services)

農業研究局(ARS=Agricultural Research Service)

マムズ・アクロス・アメリカ(Moms Across America)

デ・デル・シード社(De Dell Seed Company)

プロフィットプロ社(ProfitPro)

保健福祉省(HHS= Department of Health and Human Services)

国立衛生研究所(HHS= National Institutes of Health)

ホルムアルデヒド(Formaldehyde)

タウタンパク質(tau protein)

ホルムアルデヒド・デヒドロゲナーゼ(GDFDase= glutathione-dependent formaldehyde dehydrogenase)

パデュー大学(Purdue University)

【人名】

ハニーガット・ゼンさんの画像はこのサイトより

ハワード・ブリーガー(Howard Vlieger)氏の画像はこのサイトより

鄧初夏Chuxia Deng) 教授の画像はこのサイトより

ドン・フーバー(Don Huber)元教授の画像はこのサイトより

明智小五郎氏の画像はこのサイトより

【引用文献】

(1) Susan Scutti, Nutritional Value Of Corn: Does GMO Corn Contain The Same Nutrients?, Jun 4, 2013.

(2) Zen Honeycutt, Stunning Corn Comparison: GMO versus NON GMO, Moms across america, March 15, 2013.

(3)Zen Honeycutt, More Info on 2012 Corn Comparison Report, Moms across america, April 12, 2013.

(4) Study reveals GMO corn to be highly toxic, 15 Apr, 2013.

(5) GM Watch, Comment on 2012 corn comparison report, GM Watch, 19 April 2013.

(6) Mae-Wan Ho, “Stunning” Difference of GM from non-GM Corn, The Permaculture Research Institute, April 22, 2013.



posted by José Mujica at 06:14| Comment(0) | GMO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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