2018年04月22日

栄養と病気との深い関係2

グリホサートはマンガンを利用できなくするキレート剤

Don-Huber01.jpg インタビューのパート1では、ダン・ヒューバー教授は栄養についての魅力的な情報をわかちあってくれた。なかでも、昆虫を引きつける還元糖と植物のレジリアンスを高めるものを明確にしてくれた。この2回目では、この地球上で最も人気のある農場化学製品、グリホサートと関連した多くの問題を中心にしたい。

グレイム グリホサートがもともとは産業用のキレート剤として特許権を獲得し、それによって大切なミネラルが利用できなくなり、そのために雑草を枯らすことは理解しました。ですが、あなたは、この化学物質の生物学的作用が最も重要だと説明されました。そのことをもっとご説明していただけますか。

ダン教授 そう。ボイラーの清浄用に、マンガンの産業キレート剤として1964年にまずグリホサートが特許権を獲得した点はそのとおりです。ですが、その10年後にモンサントが除草剤としてその特許権を獲得します。そして、2000年には、抗生物質としての化学資材としての特許権もモンサントは獲得します。確かにそれは微生物を確実に殺します。ですが、その影響のほとんどは私たちの側にあるのです。滅菌された土壌でグリホサートでは植物が枯らせないポイントまで、植物を病的生物にしておくのです。

グレイム この生命の破壊性な行動は、シキミ酸経路をシャットダウンことと関連性があるのでしょうか

ダン教授 そう。前に申し述べたように、この化学製品は、植物やそれを支える微生物の多くに対して、エイズに匹敵するものをもたらします。グリホサートは微生物や植物中のタンパク質へと合成アミノ酸、グリシンとして取り込まれます。そして、この異常アミノ酸が混乱を産み出すのです。シキミ酸経路はこの地球上の生命に欠かせないもので、それが深刻に影響を受けます。哺乳類にシキミ酸経路がないことは本当ですが、私たちはこの経路に依存する何兆もの有益な生物の住処なのです。

グリホサートで腸内細菌がダメージを受け32もの病気が蔓延

グレイム 腸の健康は健康で病気にかからないためにあらゆる面で必要です。ということは、これは健康に大変な悪影響があるということでしょうか。

ダン教授 グリホサートによって大切な重要な栄養分にアクセスできなくなりますが、それと関連した32もの病気が流行しています。内分泌障害、病原性に関連する因子、酵素阻害物質、慢性的毒物、生長調節とDNA突然変異誘導物です。

グレイム なんということでしょう。この多くが農業でどのように使われているのかを理解すればとても心配です。どの食物連鎖にもそれがあります。オーストラリアのほとんどのスーパーで売られているパンには、米国のラウンドアップ・レディのダイズ由来の大豆粉が約30%含まれています。それは、シーズン中にグリホサートを3度も散布されているのです。グリホサートは土壌中ですぐに分解してしまうといつも断言されてきましたが、これは本当ではないように思えます。事実、それは土壌に蓄積しています。

ダン教授 米国での現在の使用量は毎年1億t以上です。それは確実に土壌中に残ります。グリホサートによっていま40以上もの新たな病気が引き起こされています。生物の自然なコントロールが抗生物質の影響によって殺されています。それはとても頑丈な化学物質なのです。というのも、グリホサートを分解するには、カーボン・リン酸塩リアーゼ酵素が必要なのですが、それは土壌中にはごく稀にしか存在しないからです。

米国人の母乳中のグリホサートは欧州人の数百倍

グレイム グリホサートがより残りやすい土壌のタイプがあるのでしょうか。

ダン教授 粘土の含有量が多ければより残存しますし、酸性土壌であるほど残存します。

グレイム 北米地域におけるラウンドアップ・レディの作付け規模を鑑みて、この地域に居住する人たちの組織でグリホサート濃度が高いというエビデンスはあるのでしょうか。

ダン教授 確実にあります。ヨーロッパの女性と比べて、米国人とカナダ人の母乳中のグリホサート濃度は数百倍も高いのです。飲料水での濃度もとても高く、食べ物では最高400ppmの濃度も見出されています。

グレイム 私たちの健康への影響はどうなのでしょうか。

ダン教授 とても大きな影響があります。グリホサートは、内分泌混乱、肝機能障害、腎不全、胎盤の損傷、様々なガン、そして、多くの消化器疾患と強く結びついているからです。

グレイム 私たちの免疫系や100兆もの腸内細菌の生存能力を混乱させれば、そのシキミ酸経路がシャットダウンされてしまえば、そのツケを払わなければならないと思うのですが。

ダン教授 ご指摘のとおりです。免疫系は主に腸にあることから、自己免疫疾患の増加との関連性があります。グルテン障害は直接それと関連しますし、自閉症とも強く関連性があります。自閉症は腸の健康と関係することが実証されています。クローン病、潰瘍性大腸炎、セリアック病、リーキー・ガット、過敏性腸症候群はいずれも、食物連鎖でのこの化学物質と密接に関連しています。

グレイム なんということでしょうか!。連中がグリホサートを新たなDDTと呼んでいることは驚くべきことではありません。不耕起栽培は完全にこの除草剤に依存していることから、多くの農民たちはこの除草剤なしでの暮らしを考えることがとても困難です。農民たちは、確かに直ちにこの化学製品の必然的な撤回に備える必要があります。食用作物に対して、この毒物、ラウンドアップ・レディが3度も散布されているとき、いまだにGMO作物の支持者がいることに驚きます。ヨーロッパは、遺伝子組み換え作物を決してオープンに受け入れなかったことから幸せです。ですが、ヨーロッパの多くの消費者は、いまだにそれが自分たちの食物連鎖の中にあることを理解していません。最近、EUは、やっとタンパク質作物をかろうじて栽培しているところです。ほとんどの彼らの家畜飼料はラウンドアップ・レディの大豆やトウモロコシなのです。この除草剤は家畜にどのような影響があるのでしょうか。

グリホサートを家畜飼料にすることで30%も妊娠率が低下

ダン教授 とても深刻な健康問題があります。常にマンガンが欠乏し奇形の子牛がいます。マンガンがなければ骨にカルシウムを動かすことが難しいことから、関節がふしくれだつことがあたりまえなのです。

 ほとんどの家畜では腸の炎症も一般的ですが、とりわけ、豚でよく記載されています。GMOが導入される以前には存在しなかった新たな家畜病が目にされているのです。野生動物を観察すると興味深いことがわかります。アライグマ、シカ、ネズミは、たとえ飢えていても、ラウンドアップ・レディの作物を一般的に避けるのです。

グレイム 牛は、私たちオーストラリアで最も多い家畜です。特定の問題が、肉牛や乳牛にあるのでしょうか。

ダン教授 ええ、ありますとも。老化の進行も大きな問題ですが、最も深刻な問題のひとつは不妊です。米国では妊娠率が劇的に落ち込みました。実際のところ、牛の妊娠率はこの5年で30%も低下しているのです。そして、まさに30%の成功率を達成することを求められる複数のサービスがあるのです。土壌のように、ルーメンでも善玉細菌が非常に敏感になり、病原体が抵抗性を持つようになるのを目にできます。慢性ボツリヌス菌には神経毒性があり、それが牛を殺します。この抗生物質活性のために、GM飼料のラウンドアップはドイツで大問題となりました。

ミツバチの集団死もグリホサートで腸内細菌が死ぬことと関連

グレイム この不快なものが世界で最も広く使用されている化学製品になっていることは驚くべきことです。我々の大切な授粉者についてはどうでしょうか。蜂群崩壊症候群でミツバチが次々に死んでいき、あなたの国ではもはや養蜂業が生き残れる職業ではないところまで来ています。世界はまさにミツバチなしで4年も続いています。ミツバチはグリホサートの影響を受けるのでしょうか。

ダン教授 残念なことに、私たちのミツバチは、この化学資材で深刻に影響を受けています。事実、ネオニコチノイド系の殺虫剤のインパクトと結びつくとき、それは災難の絶対のレシピです。グリホサートの抗生物質効果のためにラクトバチルスとビフィズス菌をミツバチが失えばミツバチは蜂蜜を消化できません。神経学的な混乱で苦しめられて方向感覚を失います。最終的には蜂蜜を消化できないことで組織が死んで彼らは死にます。この抗生物質の影響は、カエルや蝙蝠にも衝撃を与えています。

グリホサートでなく有機を餌にすると鳥インフルにかからない

グレイム 免疫系に対する悪影響が多くの生物種の疫病の素因になるのではと推測します。つまるところ、世界がおそらく過剰な流行病にかかるとき、それは楽しいわけがありません。

ダン教授 ええ、そのとおりです。最近、中西部では鳥インフルエンザによって七面鳥と鶏が4800万羽死にました。ですが、ラウンドアップを含まない有機穀物を餌にしていた鳥ではただの1羽も死でいないのです。グリホサートと冒された免疫系との間には強い関連性があるのです。

グレイム 本当にGMO作物の導入は時宜尚早で、十分に研究がなされず、多国籍の貪欲さに基づいているように思えます。世界中の種子を支配するという連中の試みによって、多くの受け入れがたいリスクを私たちは強いられています。例えば、いくつかの作物に組み込まれているBT遺伝子はBT毒素を届けます。自然界で起きるよりもとても高い率で、かつ、より長期間にわたってこの毒素がもたらされます。ここでは、ツメクサガを防除するため、適用されたバクテリア、バチルス・チューリンギエンシスが二週間にわたって毒素を放出し続けます。ですが、いつも毒素が存在するときには、自然はいつもこれに適応し、この場合では、遺伝学者たちからの返事によれば逆効果なのです。それらは、まさにいますべての植物から滲み出る毒素の強度を高め続けるのです。私たちはいま益虫たち(beneficials)の死を目にしています。菌根菌でさえ猛攻撃で苦しめられています。GMO技術についてどのようにお感じになられているでしょうか。

遺伝子組換えは人類史最大のペテン

ダン教授 人類史上、恒久化された最大のでっちあげだととても強く感じます。そして、後世から振り返ってみれば、ばかげて盲目になっていたと驚きで振り返ると確信しています。それは、ことごとく約束が破綻し欠陥のある科学でした。世界飢餓を解決し、気候変動に対峙することを助け、農民たちの所得を改善するとの根拠によってそれは販売されましたが、ありとあらゆる面で破綻しています。食品の安全性についての研究はなく、これまで目にすることがなかった60もの新たなタンパク質が導入されたことと関係して、いま食物過敏症とアレルギーの世界的な突出を目にしています。ナッツや甲殻類といったタンパク質は一般的なアレルゲンですが、いま、私たちは破壊的なエイリアンのタンパク質のセットを手にしています。例えば、英国医学会は、GMダイズの英国への輸入と直接関連したアレルギー反応の急増を報告しているのです。

グレイム 現在のところ、オーストラリアでは、ありがたいことにGM食用作物を受け入れてはいません。綿や菜種を許可しましたが、マーガリンは食品ではありません。前に申し述べたように最大の汚染源は、スーパーのパンに含まれるGM大豆粉です。この毒素と潜在的に問題を引き起こすGMタンパク質を加えた給食が出される学校に向かう子どもたちの姿を重い描くとき私はぞっとします。食物過敏症を抱えた多くの子どもたちがいるからです。

ダン教授 あなたの懸念を共有します。1つの遺伝子は1つの機能に関係するとの想定は致命的な欠陥があります。これは本当でありません。挿入された遺伝物質は、本質的に不安定です。GMO食品と非GMO食品との間には同等性はありません。スティーブン・ドルーカーによる『遺伝子組み換えのねじ曲げられた真実―私たちはどのように騙されてきたのか?(Altered Genes, Twisted Truth)』(2016)日経BP社を読者が参照することを強く提案します。この著作は、このテクノロジーと関連した複数の問題についてよく研究された説明をしています。

グレイム つまるところ、遺伝子組み換え作物がそれ自身で終わっていることが証明されることを望みます。それらは、気候変動に対してごくわずかなレジリアンスしかないように見えます。インドの乾燥した状況でまず失敗しました。これがインドで遺伝子組み換え作物と関連した大量自殺の理由のひとつなのです。未来にはますます気候変動が激しくなることから、この根がろくにない作物、完全な状況でだけ成功するようにされている作物は、ますます妥当なものではなくなっていくかもしれません。

F1の雄性不稔も危険

ダン教授 脆弱さと関連して、もうひとつ問題があります。現在の病気や新たな病気を見て、米国の食料生産に対するその潜在的な影響を評価するための細菌戦研究に、私は40年を費やしてきました。私たちは急速回復プログラムも開発してきました。病気蔓延やバイオテロリズムに遭遇してもよいようにです。社会はその胃に依存して生活しています。この文脈では農業ほど重要なものは他にありません。そして、主要作物の全てにとても敏感なテクノロジーを組み入れているのを目にするとき、この教訓から学ぶことに失敗したと断言できます。

 テキサスでは70年代に男性の不妊症の事件がありました。私たちのF1トウモロコシの70%は、テキサスで雄性不稔(male sterile)なのです。雄性不稔は開花前の親オス花粉の除去作業を機械的にしなければならないため、その人件費を節約するというアイデアに基づいています。それから、この特定の遺伝子の突然変異が目標とされ、この変異体は、こうしてF1を荒廃させていきます。トウモロコシの価値は狂ったようになり、無菌の遺伝子組み換えでないものが、30%だけとなります。ラウンドアップ耐性を植物に可能にするためのこうした遺伝子は、それ以外のものに対する抵抗性を非常に少なくすることを効果的に引き起こします。これは不確かな時代の食料安全保障に対する最大の脆弱性です。この新たな遺伝子は突然変異にとても脆弱で、これが米国の作物が関わる主な5つの災難のうちの4つのレシピなのです。

GMOの危険性を研究すると政府から邪魔される

グレイム この脆弱さに関してあなたが、ヴィルサック農務長官に詳細な個人的手紙を出されたことを知っています。ですが、それはよくは受けられなかった。

ダン教授 GMOアルファルファをもっと研究しなければならないと依頼したのです。遺伝子組み換え作物の明らかなこの脆弱性を研究することを農務省が許可しなければならないと依頼したのです。というのは、こうした研究のいずれも発表することを農務省が禁じていたからです。新しい破壊的な病気や家畜不妊症と関連していつも見られる新たな微細なエンティティに対しても警戒しました。そして、この新たな問題を調査するための研究資金を求めたのです。

グレイム オンラインであなたのインタビューのひとつを読みました。グリホサートと関連した異質のエンティティのように見える論争の的となる発見について言及されていました。それは生きた生物のように育つ怪しいタンパク質のような物質です。この興味をそそる発見について詳しく述べていただけますか。

Don-Huber02.jpgダン教授 探究するのが難しい研究であったのは、支援することになっていた研究室のいくつかがその申し出を撤回しなければならなかったからです。それにかかわることで激しい圧力を受けたのです。そこで、ブタ、ウシ、ヤギ、ヒツジ、馬での流産の高まりを調査することから研究を始めました。子馬の死産で400万ドルもの失った飼主がその答えを望んでいました。そして、栄養分やマイコトキシン他の明らかなものをチェックしましたが、答えがありません。一人のベテランの友人が勤勉に調査を続け、生理的な手掛かりを捜して電子顕微鏡下で組織を観察することを決意し、ウイルスより小さなエンティティを一貫して見出したのです。それは約20ナノメートルで、確かにウイルスでありませんでした。これまでに彼がこのエンティティを見出したのは中絶された胎児の胎盤や羊水だけでした。

 彼は動物性の餌とつながりがあるのかどうかを疑問に思い、チャックしました。確かにラウンドアップ・レディのダイズにはまさにそれが含まれていたのです。同時期に、中西部でのトウモロコシ葉枯細菌病菌の蔓延を研究することに私はかかわっていました。かつて目にしたものとは異なる徴候があり、組織を電子顕微鏡でチェックしました。そして、まさにこのエンティティが含まれていたのです。新たな徴候が最も出現していたところでは、より多くのエンティティがありました。

グレイム 興味をそそる探偵小説のようですね。次に何があったのでしょうか。

ダン教授 そう。2002年の時点で、フザリウム菌がこのエンティティのキャリヤーであることから、フザリウム菌と関連したダイズ急性枯死の専門家である同僚にアプローチしました。私には使える個人的な1万ドルの研究資金があったため、「かかわりたいと思うか」と彼に聞いてみました。彼は本当にサポートしたがっていたのですが、それについて聞かされて部長がそれを禁じたのです。彼は余計なことをすれば将来がないと脅されたことを認めました。そこでまさにふさぎこむことになったのです。私は、この関係した獣医がノーベル賞を受賞しなければならないと本当に感じます。これまで私が出会った中でも最も鋭くて最も知性が鋭い一人だからです。

グレイム 彼のお名前は

ダン教授 以前にかかわっていた二人の獣医が情け容赦ない処遇を受けたことからその詳細については公表していません。政治的に邪魔されるまで、6つの研究室が支援に同意してくれていました。このエンティティを増やすため、まるでプリオンを増やすやり方のようにそれをバクテリアや真菌で増やさなければなりませんでした。テストが可能になるだけの十分な量を確保しなければなりませんでした。そして、この分析が可能な約4万ドルの寄付金を集めた後、まず最初のサンプルをイングランドに送りました。サンプルには大量のタンパク質があったために4万ドルでさえかろうじて足りるかどうかでした。最終的に、なんとか良いサンプルを確保するためそれを培地で培養できたのです。ですが、この研究室は突然廃止されました。元に戻ったわけです。

 そして、研究を続け、この物質が発酵培地でよく成長することを発見します。それは、サイレージで繁栄します。まさに病原菌が生育するのと同じようにサッカロミケス属のようなものと成長できます。そして、鶏糞を施肥された牧草地の草を食べている馬で子馬が中絶していることを私たちは発見します。そこで、さらに見てみました。草をチェックするとそこに含まれていたのです。そこで、鶏糞をトレースすると、そこにも含まれていました。ですが、それはグリホサートも含んでいたのです。

 それは、グリホサートでパックされていることがわかりました。肥料4トン毎に推奨されるグリホサートの率の半分を効果的に入れることになります。グリホサートの全面的な浸透とこれは明らかに関連するものです。それ以来、私たちは何度もそれを証明してきました。

狂牛病と同じでグリホサートと関連して生じるプリオンがアルツハイマーを増やす

グレイム いまこの研究ではどの段階にいるのでしょうか。

ダン教授 そう。かいつまんで申せば、私たちはこれはプリオンだと思っています。プリオンと言えれば狂牛病と関連したプリオンを思い出されるかもしれません。

グレイム それがどのようにして起きたと推理されますか。

ダン教授 そう。二、三の可能性があります。ひとつは、ホルムアルデヒドが関係するものです。すべてのラウンドアップ・レディの食品で私たちは最高200ppmでこの化学物質を発見しています。生きとし生けるすべてのものが苦しめられるとき、ホルムアルデヒドが存在するときにプリオンは繁栄します。私たちのひとつの研究では、この物質に1000ppmのホルムアルデヒドを加え、80度まで加熱しました。すると驚いたことにこれが本当にテイクオフします。これは、プリオンの古典的な反応です。狂牛病と関連するプリオンは、有機リン農薬、ホスメットの使用と関連しています。それは、ウジバエのウジの防除のために用いられましたが、家畜の脊柱に入り込み、脳に至ります。有機リン化合物は、銅のキレート化剤です。脳タンパク質には、安定化要素として銅の金属タンパク質があり、銅がこうしてキレート化されると、そのタンパク質の金属部分はマンガンに置換されます。銅の金属結合は2価の化学結合(bond connections)がありますが、マンガンには6つあります。これは、折り重なっているタンパク質をだいなしにします。タンパク質が発達するとホルムアルデヒドや温度に対して、プロテアーゼに対して耐性を示します。そして、このすごい材料はDNAやRNAがなくても成長します。グリホサートはホスメットの姉妹なのです。

Mark-purdey.jpgグレイム ええ、私は以前に、この関連性を発見した英国人、農民・研究者、マーク・パーディ(1953〜2006年)と会いました。彼は本当に印象的で、本当にホスメットと殺人プリオンの創成との関連性についての話を広めようとしました。彼の弁護士とアシスタントいずれもがどのように疑わしい交通事故で死んだのかについて彼が述べていたことを私は覚えています。読者のためにプリオンについて説明をしておいた方がよいですね。プリオンは、とても小さな、ウイルスよりも小さな伝染性の粒子です。通常の感染微生物とは関係ないので、いまだいくらかミステリアスなものがあります。実際には誤って折り畳まれたタンパク質で、破壊的な立ちふるまいを模倣するためのそれ以外のタンパク質の鋳型を形成するように思われます。それは、一般的には漸進性の神経障害と関連があり、アミロイド斑と関連性があります。それが、ニューロンのメッセージ発信をだいなしにします。この文脈で、このプリオンとアルツハイマー病の流行とには関連性があるとお考えになりますか。

ダン教授 そう。確かに、ラウンドアップを大量に含むGMO食品が導入されて以来、アルツハイマーが急増しています。マーク・パーディは、確かにとても特別な男性でした。米国に帰国するとき、グリホサートが私たちの食物連鎖で破壊的なエンティティを生み出していることをさらにサポートする試験結果がでることを期待しています。この化学製品は農業で使ってはならないのです。

グレイム 大賛成。グリホサートが直ちに禁止され、農民たちはそれなしでの人生に対して大真面目に準備する必要があります。ひとつの解決策があります。カバー・クロップとローラー・クリンパーがこの物語の一部です。大変な圧力に対する苦闘に対して心からの感謝を表明したいと思います。あなたは本当の英雄で真実の探求者です。私たち全員があなたから恩恵を受けています。お時間をありがとう。あなたの情熱のために。

ダン教授 私にとっても楽しい時間でした。どうぞ、よいお仕事をお続けください。

編集後記
 GMO遺伝子には栄養価がない。このことは、ゼン・ハニーカットさんのサイトで知ったのだが、そこにはただ「ヒューバー」としか出てこないのだが、その後、これが、パドュー大学のドン・ヒューバー名誉教授であることを知った。ちなみに、日本語のネットで検索すると、『遺伝子組換えルーレット』の登場人物紹介のところだけがヒットする。転載しよう。

 ドン・ヒューバー、医学博士、パーデュー大学植物病理学名誉教授。「GMO食品に対する豚のアレルギー反応実験で、大腸における異種タンパク質への生理学的反応を見ていると、自閉症の子どもたちの胃で起こる炎症反応と似ています。この結果をドイツのシンポジウムで報告しました。子どもの自閉症専門の医師である知人がいくつか質問をしました。そこで私は ラット、豚、牛などでGMOを与えた群と非GMOを与えた群の症状や行動の違いについて詳しく話しました。すると、自閉症の子どもたちにそっくりだと言われました」

Graeme-Sait.jpg けれども、ヒューバー名誉教授の研究はこれにとどまらないし、英文ネットでは数多くヒットする。とても、GMOと食べ物の栄養価の関連では、とても重要な人物であることがわかる。ということで、名誉教授の知識をいくつか紹介したい。もちろん、素人にいちばん取っ付きやすいのは論文よりもインタビューである。そして、インタビューもネットでいくつもヒットする。ということで、そのひとつ、オーストラリアのグレイム・サイト(Graeme Sait)氏のものを紹介したよう。氏は何百もの記事や人気の著作『栄養のルール!(Nutrition Rules!)』)の著者。ナットリ=テック・ソリューションズ(NTS= Nutri-Tech Solutions)の社長で、世界を旅し、生産者を教育・インスパイアーし、政府レベルでの相談に応じることも多い。なお、ネットでの発音を聞くと私には「ドン」よりは「ダン」に聞こえる。ドンだとスペイン語をイメージしてしまう。それよりは、ウルトラセブンことモロボシ・ダン氏の「ダン」の方が正義の味方にふさわしいため、ダンにしてみた。なお、原文の対談にはパラグラフは一切ついていないが、読みやすくするため、勝手にパラグラフも付けてみた。

 それにしても、こうしたインタビューを読むにつけ、ほとほとグリホサートの危険性とそれを百も承知で確信犯的に広めているモンサントの悪辣さが感じられる。印鑰智哉氏によれば、日本では最大400倍、グリホサートの使用規制を緩和しており、氏は「これを卑劣と呼ばなくして何と呼ぶことができるだろうか?」と述べているが、本当にそう思う。

 平和や命の大切さを主張する軟弱な左翼系の人々が食の安全を求めることは当然としても、国家みずから民族を劣化させる食べ物を国民に食べさせるとは気が狂っているとしか思えない。非常時の場合に赤紙で徴集できる兵士の戦闘力が低下してしまうではないか。国体護持と東亜の盟主となることを目指すのであれば、右翼もこの事実にもっと本気で怒ってもよいのではあるまいか。ダン教授の言葉を借りれば「国家はその胃に依存して成立しており、この文脈では農業ほど重要なものは他にない」。ノモンハン事変のころからロジスティクス(兵站)を軽視してきたこの国の悪弊がでているとしか思えない。
(2018年4月22日投稿)
【用語】
還元糖(reduced sugar)
シキミ酸経路(Shikimate pathway)
内分泌障害(endocrine disrupter)
病原性に関連する因子(エンハンサー)(virulence enhancer)
酵素阻害物質(enzyme inhibitor)
慢性的毒物(chronic toxicant)
生長調整(growth regulator)
DNA変異(DNA mutagen)
大豆粉(soy flour)
カーボン・リン酸塩リアーゼ酵素(carbon phosphate lyase enzyme)
グルテン障害(Gluten intolerance)
クローン病(Crohn’s disease) 潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis)
セリアック病(celiac disease)
リーキー・ガット(leaky gut)
過敏性腸症候群(IBS=Irritable Bowel Syndrome)
関節がふしくれだつ(knobbly joints)
アライグマ(Raccoons)
ルーメン(rumen)
ボツリヌス症(Chronic botulism)
蜂群崩壊症候群(Colony Collapse Disease)
ネオニコチノイド農薬(neonicotinoid insecticides)
ラクトバチルス菌(Lactobacillus)
ビフィズス菌(Bifidus)
BT毒素(BT toxins 24/7)
バチルス・チューリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)
ツメクサガ(Heliothis)
菌根菌(mycorrhizal fungi)
食物過敏症(food sensitivity)
開花前の親オス花粉の除去作業(detassle)
異質なエンティティ(foreign entity)
マイコトキシン(Mycotoxins)
トウモロコシ葉枯細菌病菌(Goss’s wilt =Clavibacter michiganensis subsp. nebraskensis)
フザリウム菌(Fusarium)
ダイズ急性枯死(sudden death syndrome)
サッカロミケス属(Saccharomyces)
狂牛病(Mad Cow Disease)
ホスメット(Phosmet)
ウジバエ(Warble fly)
金属タンパク質(metalloproteins)
プロテアーゼ(protease)
アミロイド斑(amyloid plague)
ローラー・クリンパー(roller crimpers)

【人名】
スティーブン・ドルーカー(Steve Druker)氏の画像はこのサイトより
トマス・ジェイムズ・ヴィルサック(Thomas James Vilsack, 1950年〜)農務長官
マーク・パーディ(Mark Purdey)氏の画像はこのサイトより
グレイム・サイト(Graeme Sait)氏の画像はこのサイトより
ダン・ヒューバー(Don Huber)教授の画像は文献より

【文献】
Graeme Sait, Nutrition and Disease – Interview with Professor Don Huber – Part 2, Nutri-Tech Solutions, 5 December 2016.





posted by José Mujica at 14:17| Comment(0) | GMO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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