2018年05月12日

グリホサートとGMOはなぜ危険なのか?

要旨

 ダン・ヒューバー博士は、農業科学者で微生物生態学の専門家だが、遺伝子組み換え家畜飼料で新生物を発見した後、遺伝子組み換え食用作物の極めて破壊的な影響について厳しく警告を発した。その新生物は、牛、馬、豚、羊、家禽類の不妊や流産に明らかにつながっている。

 グリホサートは、モンサントの除草剤ラウンドアップの活性成分だが、この科学的に新たな微生物は、現在「突然死症候群」と呼ばれる新現象とも結びついている。

 除草剤や農薬は、金属のキレート化剤で、それは特定の養分を固定化してしまい、植物やそれを消費する動物や人間に利用できなくしてしまうことを意味する。

 遺伝子組み換え植物の栄養の効率性は驚くほど危険である。鉄、マンガン、亜鉛といった微量元素が遺伝子組み換え植物では80~90%も減っているすらある。

遺伝子組み換え作物は農業システムを破壊する

 ダン・ヒューバー博士は、遺伝子組み換え食品の毒性に関する科学の領域の専門家である。彼の専門領域は、土壌伝播性病、微生物生態学、ホスト-寄生虫関係を含む。35年間、パデュー大学の教授として植物病と関連した植物病理学、土細菌学とマイクロ生態的の相互作用を教えてきた。

 農業は相互関係する要因に基づく完全な『システム』である。生態系のバランスや健全性を維持するためには、このシステムが全体としてどのように機能しているのかを理解しなければならない。システムは一緒に働いているためにその一部を変えれば、いつであれ、それ以外の全構成要素の相互作用を変えることになる。システム全体を変えることなく小さな部分一カ所だけを変えることはまさに不可能である…。

ヒューバー博士の研究は55年以上にわたるが、より効果的な作物生産やよりより病害虫管理、養分や安全性の改善のためにいかに農業システムを管理すればよいのかに捧げられてきた。遺伝子組み換え作物の導入は、すべての農業の構成要素に劇的に影響を及ぼしこれを変える
  • 植物
  • 物理的環境
  • 生物的環境のダイナミック
  • 病害虫(植物、家畜、人間の病気)
 このインタビューで、ヒューバー博士は、この破滅的な変化、私たちの環境、食べ物、最終的には私たち自身の生物的破壊を止めるため、常識になる必要があるいくつかの衝撃的な事実を明らかにしている。インタビューを全部お聞きになるかコピーをお読みになられることで、この大切なことを理解して味わっていただきたいと思う。

除草剤と農薬は、特定の栄養分を固定する

 遺伝子組み換え作物においてなされている大きな変更のひとつは、除草剤抵抗性の導入である。モンサントには、特許取得したラウンドアップ・レディのトウモロコシ、綿、大豆、シュガービーツがあり、この分野のリーダーとなっている。それは、さもなければ致死量となるラウンドアップの活性成分、グリホサートを散布されても枯れない。

 これが機能する前提は、植物に除草剤耐性を持たせることで、農業者は雑草を減らすことができ収量をあげられるということである。しかし、世界中でいま、ただならぬ率でグリホサートに耐性を持つスーパー雑草が繁茂し、農民たちが農地を失い、この前提はヒビが入ってきていることが判明している。イギリスの「British Institute of Science in Society」によれば、米国が最悪で、現在73もの様々な場所で13もの様々なグリホサート耐性雑草が生じている。そして、グリホサート耐性の導入は、土壌微生物に直接的な影響も及ぼす。

 植物に向けられる除草剤と土壌微生物とのつながりはすぐに明らかでないことがある。しかし、それが相互関係のあるシステムであることから、この波及効果が生じる。端的に言えば、除草剤とは特定の栄養分の周囲にバリアをつくるキレート化剤である。そして、どのような生物もそれを利用できなくする。そして、これは、植物や土壌微生物、動物と人間にもあてはまる。

 実際のところ、これが遺伝子組み換え食品を消費する人たちに健康問題を引き起こす主な理由のひとつであるように思える。こうした栄養分に対して、同じ生理的な経路を持ついかなる生物も同様の影響を受ける。ヒューバー博士は、こう説明する。

「除草剤、あるいは農薬が何であるのかを理解しなければなりません。それらは金属キレート化剤です。言い換えれば、それらは特定の栄養分を固定します…。それは、一つの元素をつかむことができ、その可溶性を変えたり、決定的な生理機能の有効性を変えられる化学合成物です。銅、亜鉛、鉄、マンガンといった特定の重要な微量元素にまさに特有の除草剤や農薬があるのです。

 グリホサートは、プラス荷電したどのイオンとも結合できることから非常にユニークで、1964年にスタウファー・ケミカル社によってキレート化剤として特許権が最初に取得されました。植物にとっての必須元素を見れば、カルシウム、マグネシウム、カリウム、銅、鉄、マンガン、亜鉛他の重要な遷移元素をみることができます。そして、それらすべてにはそれと関連するイオンがあります。ある酵素機能のために本当に大切なのは、微量遷移元素、あるいは、その元素のイオンなのです。

 もし、それをキレート化して、そのキレート化のプロセスにおいて、その決定的な栄養分を本質的に固定できてしまえば、その雑草を枯らしたり、その生物にダメージを与えたり殺す機会がもたらされます。グリホサート、あるいはシキミ経路において、その生理機能のためにその必要条件を持っているあらゆる生物がです…。

 決定的な栄養分を固定してしまうこの作用の仕方を理解しなければなりません。こうした栄養分はまさに雑草には必要とされません。ですが、それらは微生物には必要とされます。微生物は私たち自身の生理機能のために私たちからも必要とされています。ですから、グリホサートによってキレート化されないならば、定期的なテストをするとそれは存在する場合がありますが、もし、それが固定化されてしまえば、以前にはそうであったのであろうとは同じ効率で生理的に必ずしも利用できるわけではなくなってしまうのです…」

ほとんどの人たちがまったく考えてもいないグリホサートの危険性

 植物や生物をきちんと機能させる生理的なエンジンを「駆動」させるには、こうしたイオン、微量元素が必要とされる。グリホサートは、決定的な微量元素をキレート化あるいは固定化するプロセスで、25もの様々な酵素に影響を及ぼす。たとえそれに耐えるように遺伝子組み換えされた植物にたいしてさえ影響を及ぼす。

「そのことはよく記述されています… この異質な遺伝子を挿入することは植物が栄養分を摂取したり養分を移動させる能力を減らします。そして、化学製品、グリホサートを散布すれば、30g/㏊の少量であっても植物の効率性を倍に減らす影響があります」と、ヒューバー博士は言う。

 ヒューバー博士によれば、遺伝子組み換えによって植物の栄養効率性は大変危うくされる。鉄、マンガン、亜鉛といった微量元素は、遺伝子組み換え植物では80~90%さえ減ることがありうる!。

 そして、数多くの遺伝子組み換え食品の忠実な弁護者たちは、正反対が真実であるのに、遺伝子組み換え食品が「より良い」「栄養的に改善されている」と誤解している。彼らはグリホサートの残留物を除去したり洗い流せないことを理解していない。それは実際に植物の一部となり、植物内のシステムとなるため洗い落とすことができない。

「そして、それは根端、茎頂、豆類、あなたが召し上がる食べ物内にありそうです」と、ヒューバー博士は警告する。

 そのうえ、グリホサートの約20%は、植物の根から周囲の土壌へと移動する。同じ代謝経路を持つことから、ひとたびグリホサートが土壌中に入り込めば、雑草が影響を受けるのと同じやり方で有益な土壌細菌にも影響する。新たなラウンドアップ・レディが散布される毎に土壌中のグリホサートの残留物は増え作物の耐性レベルも同様に増えていく。

 これは、ほとんどの人々の頭の中で警報ベルを鳴り響かせなければならない爆発性な情報である!。個人的には、私は誰しもができる限り早く食べ物に対するこの脅威を除く活動家にならなければならないと思っている。

食べ物の質は土壌の質と関連がある

 土壌の最も根源的で決定的な構成要素は、そこに繁殖している微生物である。それは、必要な栄養分以上にそうである。というのは、植物がこうした栄養分を利用させるようにしているのは微生物だからである。

 ヒューバー博士は言う。

「植物は、すべての栄養分のある種のカタチ[還元化]を使えることができるだけです…。それが土壌中で還元化されるやり方はこうした有益な微生物を通してなされます。ダイズ、アルファルファ、エンドウや他の豆類があります。それは、土壌中の微生物を介して空気中からもたらされるアミノ酸合成のタンパク質のために実際の窒素の最高75%を固定できます。グリホサートはこうした生物のすべてに対して大変に有毒です。

 この強力な除草剤を継続的に使用し濫用することによって目にできることは、こうした生物の多くをそれが土壌から完全に抹殺できるということす。以前にあったのと同じバランスはもはやありません。ですから、40以上もの新たな植物病、以前にはかなり効果的に防除できていた病気の増加が目にされています。それは現在、突然のもう一つの深刻な問題なのです」

遺伝子組み換え飼料が牛の致命的なボツリヌス菌中毒をあおっている

 動物や人間内にいるノーマルな生物的防除生物、善玉腸内細菌はグリホサートに非常に敏感である。例えば、いまボツリヌス菌中毒が乳牛の一般的な死因になっているが、そうした死は非常に稀なものであった。それが以前に起きなかったのは、ボツリヌス菌を抑制する自然の防除として善玉菌が役立っていたからである。善玉菌がなくなれば、ボツリヌス菌は、家畜の腸内で増殖して致死量の毒素を生産できる。

「再び、私たち自身のエコロジーと同じく、農業システムは本当にバランスです。それは、システムです。まさに、リボルバーの薬室に積み重ねられた多くの銀の弾丸ではありません。その生態学的なシステムが修正されて変われば、いかに私たちに新たな病気がもたらされ、農業の持続性、私たち自身の健康と幸せにも問題がもたらされるかなのです」と、ヒューバー名誉教授は言う。

米国の食用作物の大半は現在遺伝子工学に依存する!

 私たちの食料供給の多くが遺伝子組み換えにどれほど依存しているのかを多くの人たちはいまだに理解していない。現在、米国で栽培される大豆の93%、トウモロコシの86%、菜種油の93%、綿実油の93%が遺伝子組み換えである。

 2008~2009年に作付けられたシュガービーツの95%はラウンドアップ・レディとともにあった。

 このことは、実質的に、「100%のUSDA Organic」の表示がない地元のスーパーマーケットで遭遇するあらゆる加工食品が、少なくとも1つは遺伝子組み換えの要素を含みそうであることを意味する!。

 今年(2010年)始めに、米国農務省は、遺伝子組み換えアルファルファを規制緩和した。それは、牛飼料で一般に使われる多年生作物である。

 ヒューバー博士は言う。

「アルファルファは、私たちの4番目に重要な経済作物で、草食動物のための最も栄養的な飼料です。それらが、突然に、脅かされます。微生物に対するグリホサートの直接的な影響だけでなく、いくつかのあたりまえの病気に植物が非常にかかりやすいその植物に傾向を与えるからです…。

 私たちは、これをトウモロコシでも目にしています… 。そこでは細菌性病、トウモロコシ葉枯細菌病菌の姉妹生物があります。この状況で、グリホサートを投入すると、過去にはその病気を産み出さなかった遺伝子の抵抗性がすべて無効になるという結果をほぼ見出しています…。私たちは全国各地でそれを見出だしています。西から東、メキシコからカナダまで。いま、4年で、その病気で中西部の主要食料生産領域でいま大きく流行病が起こっています。それは、遺伝子の抵抗性を減らす遺伝子組み換えプロセスと耐性があるように設計された除草剤散布の直接的な結果なのです」

まだ答えのない重要な問いかけ…

 ヒューバー名誉教授によれば、家畜飼料と食べ物にはいま、さもなければ生物を致命的にするだけの十分なグリホサートが残留している…。

 残念なことに、人間の健康に対するリスクがどれほど大きいのかに関して正確に確かめる研究はまだ不足している。大多数の米国人は有機農産物を食していないが、多かれ少なかれ、口にする食べ物のあらゆる一かじりによってその腸内フローラを滅ぼしていることがあり得る。ヒューバー博士によれば、遺伝子組み換え植物中のグリホサートの残留物によるキレート化によるミネラル養分の減少で、あなたは確実に潜在的に危険な病原体により影響されやすくなっている。

 ボツリヌス菌中毒での牛の死亡増加の事例から明示されるように、グリホサートが家畜の有益な腸内フローラを変えて破壊することをすでに研究は確認している。

 私は、健康に関して広範囲に腸内フローラの重要性について書いてきた。あなたは腸内に有用細菌を必要としている。そして、健康問題が実質的に保証されている。腸内フローラを最適化することは肉体的・精神的に良い健康を維持するためにすることができる唯一重要なことのひとつであるため、遺伝子組み換え食品が腸のバランスに逆にインパクトを与えているかもしれないとの事実は極端な重要で理解される必要がある。

 いま、答えがないもう一つの重要な問題は、ひとたび消費されたグリホサートが動物やヒトの組織に蓄積するかどうかということだ。我々はグリフォセートが脂溶性かどうかでさえわかっていない。そして、確かに脂肪組織に蓄積する。

遺伝子組み換え食品は真新しい脅威を持たらす

TomVilsack.jpg 今年の始めヒューバー博士は、すべての食物供給に絶対の災害を意味するもう一つの草分け的な新しい発見とともに、上述した問題についてトム・ヴィルサック農務長官に手紙を書き知らせた。それは、大豆の突然腐敗症候群(SDS= Sudden Death Syndrome)と称されることと関連した新しいマイクロ菌類の生物である。それは、自然流産や不妊性を経験する遺伝子組み換え飼料を給仕された多種多様な家畜でも見つかっている。

 適切な研究が完了するまで、問題を調査し遺伝子組み換えアルファルファの承認を停止するようヒューバー博士は米農務省に主張した。名誉教授の警告は無視され、遺伝子組み換えアルファルファは今年始めに規制緩和された…。

「化学資材やエンジニアリング・プロセスと潜在的に直接結びつく人間の病気のかなりの増加を目にするとき、その研究ができるだけ速くなされることが決定的です。私たちは、それをするための資源を必要とします。すべきことがあまりにも多いため、民間資金は、再び、すべてをできそうにありません」

 この生物は、主要飼料のひとつラウンドアップ・レディが導入された約2年後、1998年前後に獣医によって最初に同定された。獣医は、突然に家畜が生殖できなくなることに困惑した。最初は散発的であったが、この現象は深刻さを増し続けた。

「私たちは[最近]、州の普及指導員から呼び出しを受けました。すでに70%の妊娠の中絶率が酪農にあることを示しました。トップに不妊性の10~15%がまずおかれ、あまり長く酪農を続けられないのです。事実、多くの私たちの獣医は、いま、交替できる家畜を持てるかどうかの見通しに非常に関心があるようになっています」と、ヒューバー博士は言う。

 高い生殖の失敗とこの新しい微生物のエンティティとの原因-効果関係は樹立されたが、その研究はまだ発表されていない。それが遅れている原因は、それがどのような有機体なのかが本当にわからないからである…。

「それは菌類でありません。バクテリアでありません。マイコプラズマやウイルスでもありません。 それは、小さくウイルスの同じ大きさで、3万8000~4万倍にまで拡大しなければなりません。そして、相互作用を目にできます。それらは、いま培養できます。自己再生して培養されますが単独ではあまりよく成長しません。私たちの非常に気難しいほとんどの器官のように、それ3~4回の継代培養した後では死ぬ傾向がありますが、他の生物がいるととてもよく成長します。イースト菌、細菌、あるいは菌類が培地にあると、このエンティティはとてもよく成長します。

 いま、DNA鑑定のために、十分な資材、純粋な資材を得ることを待っています…。また、若干のそれ以外の可能性を見ることも。それに名前が付けられるまで、すべては多くの推測を産むのです」

 わかっていることは、これがまったく新たなエンティティ、科学に今まで知られていなかったエンティティであり、それは遺伝子組み換えトウモロコシとダイズで明らかに見いだされることである。それが牛、馬、豚、羊、家禽類で不妊症と流産を引き起こすとも確認されている。

「とても珍しいことですが、非常に広範な家畜種においてこれが予想でき、人間においてそれがあることも予期できます。まさにこの8~10年で、人間で流産の増加と不妊症の劇的な増加を目にしているのです」とヒューバー博士は言う。

なぜ、米農務省はこうした緊急の警告を無視しているのか?

 Gregory-Parham.jpgヒューバー博士は、農務省動植物検疫所の所長、ジョージ・パラム博士から「農務省が行う決定のすべては査読された科学に基づいている」ことを担保するとの回答を受けた。ヒューバー博士は130もの発表された査読論文が自分の懸念のすべてを記述していると指摘し、また別の手紙でこれに答えた。

「彼らの製品に対する規制を正当化する科学的な査読研究を提供できるかどうかを尋ねてみました。私は、まだその答えを待っています。この種類の文書を提示できる誰も見出していません… 」とヒューバー博士は言う。

「そして、この手紙を書いた二週後にリスク・マネジメントからの呼び出しを受けました。この手紙には政治家に向けて書かれ、詳細については何もなかったので、それを提供できるかどうかを問いかけるものでした。この分野を研究している誰に対しても目にできる報復的な影響のため、私は科学者の名前や詳細を明らかにしたくはありませんでした。 プログラムからはじき出されたり、解雇されることもあります。それは、本当の事実なのです」

遺伝子組み換えの安全性の研究の官僚主義悪夢

 気が狂ってしまったように聞こえるが、これは官僚主義が実施されているためである。研究者は遺伝子組み換え食品の安全性の研究を実施することができない。特許製品に対して研究を実行すれば、法律を破り有罪になることがすぐにわかる。

「農民たちが署名しなければならない技術合意書を読めば、この作物やこの製品がそれ以外のものよりも良いものであれどうであれ、テクノロジー合意の条件に背くことなく、自分自身の農場で比較研究をすることさえできないのです」と、ヒューバー博士は説明する。

「個人的な資金提供を得て、特異的な疾患エリアの専門家を得て、彼らがそれに取り組むのを奨励し、私たちのグループは、生殖を失敗させている新たなエンティティに対して一体となって取り組んでいます…。昨年に彼らは大学や学部長からそれに取り組むのを禁じられたのです…。

 私たちが農務省の官僚とのコンタクトを必要とした理由のひとつは、問題をわかちあい、彼らが懸念して、この深刻な性質を認め、彼らからの支援を受けられ、個人や専門家のための資金として彼らの資源を使えることを望んだからです。遺伝子組み換え作物に取り組む誰に対してさえあるように思えるバリアを克服できるようにです。ですが、それは、全くそうはないことを示唆します。研究をするか、研究を発表するのであれば、まるでその宗教に属していなければならないようなのです」

 こうした状況は非常にバイアスや偏見ある結果を明らかにもたらし、簡単に真実を混乱させることができる…。

遺伝子組み換え食品と早期老化

 遺伝子組み換え作物と関連したこの新たな謎の生物のもう一つの驚くべき影響は、深刻な早期老化である。2才の極上の牛肉が、10才の乳牛からそれにランクを下げられなければならないことを3年前にアイオワでなされた研究は示した。

 それでは、この遺伝子組み換え飼料で育てられた牛肉を食べることは、どのような影響をもたらすのであろうか。誰も知らない。とはいえ、それで少しもより健康にならないことは間違いない… 。もし家畜が指標となるのであれば、それは全体的な健康や生殖力にとっての災いを意味することができる。

「獣医たちがこの[新しい]エンティティの源を見つけたかったとき飼料に向いました。彼らが高濃度のそれを見つけた最初の場所は、大豆製粉場でした。それから、私たちはトウモロコシでそれを発見します。サイレージで発見しています。高濃度なのは、グリホサートが散布された遺伝子組み換え作物があるところだけです。これらは、トウモロコシ葉枯細菌病菌や突然枯死症候群を目にできる作物もあります。これらすべてはその関係性で相関しています。

 それが目に見えるそれ以外の場所は、グリホサートが高濃度で残留した厩肥を使ったところです。高濃度の餌を給餌された鶏や動物の厩肥も非常に高濃度となります。その厩肥が牧草地に施肥され、その上で牛が放牧されると、そこでも高い不妊性率を目にするのです。それは、精子や人工授精で、胎児や胎盤で起こります。乳牛当たりでは典型的には1.2~1.5回ですが、妊娠率が低下したため、妊娠させるのに4~8回と2倍の精液が必要で…もう妊娠させられないため雄牛の40%を間引かなければならないとコメントした強気の畜産家と私は飛行機で一緒になりました」

 けれども、それがすべてではない。生殖系だけでなく、グリホサートは、それ以外の生体系も崩壊させることができる。

「…とても強力なキレート化剤を持っているとき、それはありとあらゆるシステムを崩壊させます。特定の微生物や植物で見いだせるまさにEPSPS酵素システムだけでなく、肝機能、血機能とホルモンの機能と関係する他のシステムの全てもそれは崩壊させます。それらは、すべてのシステムを機能的させるベーシックな栄養プロセスをすべて元に戻してしまいます」と、ヒューバー博士は説明する。

 グリホサートは、実際に、内分泌系、甲状腺機能、下垂体機能に影響を及ぼすことができる非常に強力な内分泌かく乱化学物質である。

まとめとあなたがすべきこと

 ヒューバー博士はこう語る。

「後世の歴史家たちが我々の時代について記述するとき、彼らは我々が適用したりしなかった何トンもの化学資材については書かないであろう。しかるに、グリホサートに関して、彼らは、私たちの子どもたちを生贄として捧げ、農業の持続性をリスクに曝すことで、まさに我々の存在を危うくしたことについて書くことであろう。そのすべては満たされない約束や欠陥ある科学に基づいている。唯一のメリットは、それが数少ない企業の最終的な収益に影響を及ぼすということだ。栄養価はない」

 遺伝子組み換え食品が、生物種としての私たちがいま直面している最も重大な絶対的な危険性のひとつであることには疑念の余地がない。この問題についてご自身で学ばれ、私たちの食べ物から遺伝子組み換え食品をたたき出す活発な参加者になるよう訴えたい。

 もし、非遺伝子組み換え食品のショッピングガイドのコピーをお持ちでなければ、それを印刷して参考にしていただきたい。いったいどれが遺伝子組み換え食品なのかを確かめ避ける一助となる。「iTunesストアー」で利用できる無料のiPhoneアプリケーションをダウンロードすることもできる。アプリケーションで非GMOショップを検索して見つけることができる。

 そして、動植物、そして、おそらくは人間をも殺せるマイクロ菌類の病原体のこの新たな問題をヴィルサック長官は無視しないでもらいたい!。長官へのヒューバー博士の手紙を引用しておこう。

「データのレビューに基づき、[この危険な新たな病原体]は広範囲にわたり非常に深刻であって、ラウンドアップ・レディのダイズやトウモロコシにおいてその濃度が非常に高いことは、ラウンドアップの存在とのつながりを示唆している。この生物は、科学には新しいように思える...!。この病原体によって我々が直面している脅威はユニークで、リスクが高い状態にあると私は信じている。ぶっちゃけて言えば、これは非常事態とみなされなければならない」

 遺伝子組み換え成分を含む加工食品を避け、身体が健康になるうえで必要な養分を含む生きた食べ物全体を食べることで、あなたやご家族の健康を守っていただきたい。可能であれば有機農産物を買っていただきたい。さもなければ、地元の農民から新鮮な生産物や肉を買っていただきたい。そして、とりわけ、有機ではないトウモロコシと大豆と関連する何かを含む食品を避けていただきたい。というのは、こうした二つの非有機の成分を含有しているどの食品も遺伝子組み換えであることが実質的に保証されているからである。

編集後記
Joseph-MercolaS.jpg
 GMO遺伝子には栄養価がない。このことは、ゼン・ハニーカットさんのサイトで知ったのだが、そこにはただ「ヒューバー」としか出てこないのだが、その後、これが、パドュー大学のダン・ヒューバー名誉教授であることを知った。そして、ゼン・ハニーカットさんのこの情報をネットで検索すると、マーコーラ医師のサイトがヒットする。ジョン・マーコーラ(1954年〜)医師の最近のサイトは日本語になっており、ここで読むことができるのだが、過去のものはない。そして、検索してみると、まさにダン・ヒューム名誉教授ともインタビューしているではないか。ここにはGMOとラウンドアップの問題点が簡潔にまとめられている。ということで、紹介してみた。それにしても、知れば知るほどラウンドアップの規制緩和を進めているこの国は狂っているとしか思えない。なお、このインタビューは2011年12月のものだが、2013年10月にもインタビューがなされている。あわせてお読みいただきたい。

(2018年5月12日投稿)
【人名】
トム・ヴィルサック(Tom Vilsack)農務長官の画像はこのサイトより
ジョージ・パラム(Gregory Parham)博士の画像はこのサイトより
ジョセフ・マーコーラ(Joseph Mercola)医師の画像はこのサイトより
【用語】
突然枯死症候群(SDS= Sudden Death Syndrome)
パデュー大学(Purdue University)
スタウファー・ケミカル社(Stauffer Chemical Co.)
遷移元素(transition elements)
シキミ経路(shikimate pathway)
根端(root tips)
茎頂(shoot tips)
ボツリヌス菌(Clostridium botulinum)
トウモロコシ葉枯細菌病菌(Goss's wilt)
菌類(Fungus)
妊娠(Conception)
動植物検疫所(APHIS= Animal and Plant Health Inspection Service)
継代培養(sub-culturing)細胞の一部を新しい培地に移し再び培養すること
胎盤(placenta)
胎児(fetus)
人工授精師(inseminator)
妊娠(conception)
EPSPS酵素。シキミ酸経路中の酵素の一つ。アミノ酸を作り出す。5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸合成酵素
内分泌系(Endocrine system)
甲状腺機能(Thyroid function)
下垂体機能(Pituitary function)

【引用文献】
Joseph Mercola, Sudden Death Syndrome: The Hidden Epidemic Destroying Your Gut Flora, Mercola, December 10, 2011.


posted by José Mujica at 08:47| Comment(0) | GMO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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