2018年12月21日

アメリカを変えたママが来る!ゼンさんと考える日本の食

2018121401S.jpg 2018年12月14日、衆議院第一議員会館、多目的ホールにおいて、日本の食を変えたい実行委員会の主催により、学習会が開催された。平日の午後とはいえ会場はほぼ満席である。山田正彦元農相の他、現役の代議士、大川原雅子、福島瑞穂、川田龍平、篠原孝氏が参加し各自が挨拶を行った。

 2018121493S.jpg川田龍平議員は、令室であるベストセラー作家、堤未果実を同行して参加され、『日本が売られる』は、10刷、15万部となり、ゼンさんも中で紹介させてもらっている。この本を読むとホラーのような気分になるが最後までお読みになれば希望が見つかるので是非最後まで読んでいただきたい。また、山田正彦先生と連携して食の安全を守る議員連盟を立ち上げたい」と挨拶をされた。ということで、ゼンさんの講演内容を紹介したい。

日本の種を守る会事務局、杉山敦子氏

 ハニーガットさんは、GMO反対運動、マムズアクロスアメリカの創設者である。2013年の米国の独立記念日に全米44州でお母さんたちが反対の声をあげたことから、米国はブレイクスルーした。

 各地で食の安全のグループができている。グリホサートはGMO食品とセットになっている。3人の子どもさんのお母さんだが、全員が病をかかえお一人は生死の界をさまよったという。そこで、身体によいオーガニックを食べるようにして回復された。なお、あまりにも熱心に頑張った活動をしたためにご主人が職を失ったとも聞いている。近いうちにゼンさんが書かれた本の翻訳も出る。日本において私たちが何ができるのかをゼンさんの講演から考えていきたい。

グリホサートは洗い流されないことから危険

ゼン・ハニーカット

 こうして、皆さんの前で話せることは光栄である。著名な国会議員や元農相である山田先生にこうした機会を与えていただき感謝している。

 さて、今日、この場において、米国においてグリホサートの検査を始めとして、私たちが何を学んできたのかの経験を共有できることは光栄である。日本でも何かを変えられるかもしれない。私の話がグリホサートやGMO他の毒素から子どもたちを守れることに役立てばいいと思っている。

 グリホサート耐性のあるGMOを懸念するひとつは、それが洗い流すことができない成分だからである。それは、家族には食べさせてはならないものだし、子どもを守らなければならない。家庭内でGMOを取らない生活を始めたところ、激しいアレルギーで苦しんでいた子どもが4カ月で改善した。そこで、この経験を他のお母さんたちと共有することを始めた。100人、1000人と母親たちが集まって、子どもたちの健康状態が改善していった。

農薬散布量と自閉症の発症比率は相関する

Zen001S.jpg けれども、改善しない子どももいた。なぜか。今、米国では子どもの2人に1人が慢性疾患となっている。実際には36人に1人が自閉症になっている。そして、黒田洋一博士の情報によれば日本でも同じことが生じている。農薬散布量が多い日本と韓国では発症比率が高いことがわかっている。農業で使用されているエーカーあたりの化学物質は相関関係にあるからである。

乾燥目的のために小麦に散布されるグリホサート

 さらに、通常の農家では豆類、オート麦、小麦に対して乾燥目的のためにグリホサートを噴霧していることもわかった。さらに、噴霧するだけでなく作付ける前にも噴霧することもある。あらかじめ植物がグリホサートを吸収した状態で植えられるのである。

危険なものが安全だとして売られているとしたらそれは嘘

 グリホサートは世界で最も使われている除草剤である。洗い流すことができないために健康に深刻な影響を与える。このグリホサートの被害から逃れることはできない。

 Zen002S.jpgなぜ、摂取してはいけないのかというと、私が一番懸念するのは内分泌撹乱物質としてのリスクがあるからである。EPAによればエビはわずか5.2ppmのレベルでも死んでしまうのだが、砂糖大根では25ppmもの基準となっている。妊娠中の女性はどうしても甘いものが食べたいのだが、6週間の胎児はエビと同じ大きさである。

 また、動物実験ではグリホサートの危険性が明らかなのだが、人間でもグリホサートに被曝することで胎児の妊娠期間が短縮されるとの研究結果も出ている。それは具体的に言えば流産である。

 実際に消費されている食物によってグリホサートにさらされていることは断じて許されない。もし、米国が日本に対して「これは安全だ」と言っているとすれば、これは嘘を言っていることに他ならない。したがって、有機栽培ではないものでグリホサートが噴霧されているものが、健康問題や不妊問題の原因となっていることは間違いがない。そして、ガンに対する関係も疑われている。

 しかも、グリホサートの残留量を調べて見てみると米国では160種類の農産物でこれが許容され、日本にも輸出されている。そして、数千万tのグリホサートが公園、道路、森林に噴霧されているのである。

グリホサートの健康問題の因果関係を立証する

 さて、私はGMOを学ぶために、GMOの支持者たちのパネルディスカッションに出たことがある。そこで、彼らが言っていたのは「バイテクを推進する上での最大の問題は、子どもたちの健康を守るためにはGMOを止めるべきだとブログで発言しているお母さんたちである。彼女たちが最大の敵だ」ということだった。「お母さんたちは根拠もないのに虚偽の話を蔓延させている」とも言っていた。

 それではどうすればGMOやグリホサートが健康問題と関係すると言えるのだろうか。GMOは因果関係を見いだすことが難しいだけではなくコストもかかる。また、出現して新しい物質である。そこで、私たちが目をつけたのがグリホサートだった。20年以上も使われ、除草剤は40年以上も使われているからである。

 数人の医師にたちに検査を依頼したものの誰もやってくれない。「グリホサートは安全である」というのが彼らの考えだったからだ。けれども、鉛やアスベストも以前は危険ではないと考えられていたではないか。そこで、お願いをしたのだが受け入れられず、「ダメだ」と断られることが続いた。それには、検査方法がまだ確立されず存在していなかったこともある。

 けれども、グリホサートはいまも世界中で使われている。こんなことでどうして引き下がれようか。医師が「ダメだ」というので、食べ物関連の人脈の友人でやってくれるラボを探した。具体的な検査の対象は、水道水、母乳、血液、尿、精子であり、まずは、水と尿から始めるのがいいことがわかった。

ネットを使って検体を募集

 1年ほど経って農業をしている友人から連絡があった。検査に投資をしてくれるという。さらに、この検査システムが完成したため、ソーシャル・メディアにそのリンクを貼り付けた。「ラボは公表しないでほしい」という人も中にはいたが、多くの人たちに情報を知ってもらいたかった。そして、公開すると、わずか4時間で3万3000人が閲覧した。そして、全国から40人が自腹で検体を送ってくれた。

10人の母乳検体から9体からグリホサートが検出

Henry-Rowlands.jpg また、2012年12月に、「サステイナブル・パルス」のヘンリー・ローランズ代表が「サポートしたい。母乳のサンプルを100検体集めたい」と言ってきた。

 母乳の検査ができればこれが決定的なことにつながるであろうことはわかっていた。DDTでもPCBでも母乳で検出された後に、5年以内に禁止されたからである。母乳バンクではそれを得ることが難しいことがわかったため、マムズアクロスのサポーターに電話でお願いしたところ、10人のお母さんが送ってくれた。

 その検査結果はショッキングなものであった。グリホサートの検出可能レベルは水では0.5ppb。母乳は75ppbなのだが、その結果は私たちの想像に反していた。当初は検出されないと思っていたのだが、サンプルを提供してくれたお母さん10人のうち9人が陽性だったのである。しかも9人はGMOの危険性を理解して日頃から摂取しないように努めている人であった。

Zen003S.jpg ご覧いただきたい。実際に明らかになったグリホサートの検出数値は76ppb、99 ppb、166 ppbである。最も高い数値は、GMO の危険性を知らずに米国での標準的な食生活をしている人のものである。この数値は、フランスのカーン大学のジル=エリック・セラリーニ教授の研究によって危険とされるレベルの3000倍である。

子どもの尿からグリホサートが、お役人たちが動かなくても

 このままにはしておけない。そこで、声をあげることにした。EPAの職員とワシントンで面談をしたのだが、なかなか動いてくれない。けれども、私たちは市民を教育することを止めない。水や土でも75%が欧州が認可されている3倍の高さでグリホサートが陽性で検出された。

Zen004S.jpg そこで、尿のグリホサート検査を実施した。具体的には数値をみていただきたい。カリフォルで0.853ppbがでている。実は、この0.853ppbという数値は、ここにいる息子の検体から出てきたものなのである。ヨーロッパのどこよりも8倍も数値が高いことに驚愕した。また、この検査結果を見るとガンをわずらっている方が18.8ppb、知的障害者が14.6ppbとなっている。動物実験ではわずか0.1ppbから被害が出ることがわかっている。

小麦からのグリホサート摂取でリーキーガットになっていた息子

 さて、グリホサートがあることから、息子はリーキーガット症候群となっていた。行動や学習面にも障害が出て数学の成績がAランクからDランクに落ちた。そして、腸内細菌を調べてみるとクロストリジウム・ディフィシルが多いこともわかった。腸間壁に問題があり、小腸に穴が空いていたのである。

 二年間もGMOを一切摂取しない生活をしてきたのに、なぜこのようなことになったのか。そのとき頭に浮かんだのは息子が小麦を食べていることであった。別の障害のない息子の方はグルテンアレルギーがあるので小麦を食べていなかったのである。

 そこで、小麦が原因に違いないと思った。乾燥目的でグリホサートが噴霧されているからである。

 このように、食べ物や飲み物が身体に影響を与えることがわかっている。毎日食べているとじわじわと善玉細菌が殺されて悪玉の病原細菌が蔓延していく。主治医は最初はその事実を知らなかったが有機農産物を食べることが重要であることには賛同してくれた。

糖質制限、ザワークラウトでデトックスに成功

 そこで、GMOを摂取しないだけでなく有機農産物を食べることに挑戦した。肉も乳製品もパンもである。さらに、ザワークラウトを食べるようにした。良いバクテリアが増えるからである。そして、月650ドルかかる投薬治療も行った(1ドル=112.5円で年87000円)。水道水は逆浸透法によってグリホサートを除去した。さらに、息子は一切砂糖を取らないこともやってのけた。砂糖を摂取するとそれが悪玉菌の栄養となるからである。ホリデーシーズンであったために、つらかったとは思うが、6週間で8.7ppbが一切検出されないレベルへと劇的に下がった。彼が当時8歳だったが、グリーンコープの支援によって、今日、一緒に来日できた。いま、13歳である。

ボディ君発言

 まず検査を受けることが重要である。検査前は小麦は大丈夫で有機産物も時々食べれば良いと思っていた。でも、体の具合が悪くなった。そこで、グリホサートを摂取するのを止めると健康状態が良くなった。砂糖を食べないのは辛かったけれども有機農産物を食べることは難しくない。おいしい。そして、下がっていた数学の成績も元どおり優等クラスになった。

子どもが健康でなければ未来もない

 彼のこうした姿がある。また、もう一人の子どもも厳しいアレルギーがあったが、数値が19ppbから0.2ppbへと下がった。もう一人は、もう何年もアレルギー性の湿疹が出ていない。病気にかかることもない。医療費も年に1万2000ドル(135万円)かかっていたのが1000ドル(11万円)に満たないようになった。

 体の健康が改善してわかったことは、何よりも大切なことは子ども達が充実した学校生活を送れていることである。責任ある人間として生きていることである。そのためにはまず健康であることが重要である。子どもたちは最も大切な存在である。日本を大切だと思うのであれば、子どもたちは未来である。子どもたちが健康でなければ繁栄のある未来はない。伝統、文化、そして、家族のつながりも子どもの健康がなければ壊されてしまう。

砒素の研究も大切

Gilles-Éric-éralini.jpg なお、フランスのセラリーニ教授にいれば、グリホサートからは砒素が0.17ppbも検出されている。なぜ、砒素が検出されるのであろうか。除草剤、殺虫剤は製品によっては石油が含まれ、そこには、重金属も含まれているからである。石油会社は多くの廃棄物を除草剤や殺虫剤に投入している。つまり、グリホサートによる環境被害も大きい。だからこそ、是非、グリホサートだけでなく、砒素の検査も実施してもらいたい。

 政策立案者に対しては、砒素の検査を提唱したい。実施に検査をしてみたところ、コーンスナックは検出されなかったが、これはコーンが皮に包まれているからではないだろうか。繰り返すが、グリホサートだけでなく砒素の検査もしてほしい。日頃、協力しているラボの先生にお願いしたところ、もし、日本でも検査をするのであれば、ノウハウについて喜んで協力すると言ってくれた。日本が先頭に立って検査を実施することで他の国にも影響を与えることができる。

日本の全農による非GMO消費が世界を変える

 Zen006s.jpg実は日本は食料供給でもユニークな国である。グリーンコープの協力によって、全農グレインのディストリビューター施設をみることができた。全農とは日本の企業である。その購買量は日量6万t。年3億t。アジア、世界にその穀物が供給されている。しかも、米国においてGMOが入っていないのは6%未満なのである。

 米国の農家も日本から購入されることで日本に依存している。すなわち、日本は米国においてどのような穀物が栽培されるのかに対して影響力を持つ。日本には世界を変えていく力がある。「再生型の有機農業で生産したもの以外を買わない」と日本から伝えることができるからである。

不耕起とマルチの再生型有機農業の大切さ

Zen007S.jpg なぜ、再生型の有機農業が大切なのかを説明したい。まず、再生型有機農業では耕さない。耕すことによって地中から二酸化炭素が放出され地球温暖化につながる。また、カバークロップ(被覆作物)によって地中へと炭素を定着させる。そして、被覆作物は牧草地の土壌の栄養分を増やす。待機中に放出されないことから温暖化を防ぐことになるのである。GMOを使わない。耕さないことで地中の炭素量を増やすことで温暖化を防ぐことができるのである。

Zen008S.jpg もし、2℃気温が上昇すれば、日本と米国をあわせて2400万人、3600万人が家を失う。海面上昇によって数億人が命を失うと言われている。これが今後12年の間に起きる。このような恐ろしい事態を回避するためには気温上昇を1.5℃以内に抑えなければならない。

Zen009S.jpg さて、私は、日本がこの地球の温暖化に歯止めをかけられる国だと思っている。日本は是非、砒素とGMOの検査をやってもらいたい。

Zen010S.jpg 今日のこの日を、将来の子どもたちが振り返ったときに、ああ、あの時、(ご先祖さまが)有害なものをやめる決心をした日なんだと。そうわかってくれるに違いない。マムズアクロスは支援する。絶対に諦めない。絶対に止まらない。愛情は尽きることがないからである(拍手)。

ラウンドアップ裁判は有機農業への大きな一歩

質問 ラウンドアップの裁判結果についてお教えいただきたい。

ゼン これはすべての命を持つ者にとっての大勝利であった。ジョンソンさんの裁判結果は、当初の判決の内容は28920万ドル、280億円であったが、これがその後、7800万円に引き下げられた。しかし、この裁判結果をみてモンサントだけでなく化学企業はこぞって危機感をつのらせている。有機農業に移行していかなければいけないと思い始めている。少なくとも、その方向に向けて一歩踏み出す機会になったと考えている。また、9500名が原告として控えている。モンサントにとってはまさに危機的状況である。株価も暴落している。

50人のうち49人がGMOの危険性を認知

質問 米国内ではGMOの危険性をどのように教えているのか。具体的な健康被害がまだない人に対して、どう伝えているのか。

ゼン 私の息子は、「フユーチャー・ファーアマーズ・オブ・アメリカ」に参加した。意外なことにそこでは、GMOと有機栽培とが共存できると教えていた。なぜこうしたことが堂々と教えられているのだろうか。つまり、米国では大企業の影響を免れることはできない。さて、私のような病気の経験がない一般家庭においてもGMOが認知されているのかというご質問だが、私たちがキャンペーンを実施したときには50人に1人しか知らなかったが、5年後には逆転して、知らない人が50人に1人となっている。とりわけ、女性はGMOは絶対に避けたいと答えている。

グリホサートは報じられてもゲノム編集が問題

質問 米国内でのメディアの報道内容はどうなっているのか。

ゼン モンサントの裁判がなされたことそのものが、メディアからすればこのうえない勝利であった。毎日のように主要メディアが報道を続けているからである。つまり、ラウンドアップの危険性が世間に認知されたと言える。この事実が全国にゆき渡ったと思っている。これをメディアが報じたことは大成果である。

 グリホサートの危険性は雑誌も取り上げている。しかし、GMOの危険性についてはまだ報道は容易ではない。クリスファーやゲノム編集では、1回のプロセスで意図しない異変が1600件も発生するというが、政府では一切の規制がなされていない。そして、規制がない中でキノコやコーンの流通が始まっている。これは新たな懸念材料である。

質問 どのようなやり方でオーガニック食品がスーパに並ぶようにできたのか。有機農業団体と連携してキャンペーンをしてきたのか。また、オーガニック認証は信頼できるのだろうか。

ゼン 有機農産物は一般食品の3倍も売り上げが成長している。これは女性、お母さんたちの努力が大きい。85%の買い物は女性が担っている。つまり、反GMO、グリホサートへの貢献はなによりも女性だと言える。

 さて、有機認証制度だが、これはUSDAが中心だが、それ以外にやっている組織もある。基本的に有機農産物とはGMOではなく、ラウンドアップも使用していないということである。そして、これが信用できるかどうかだが、もちろん、信用できない場合もある。私たちは有機栽培のものも検査しているのだが、実際に検査してみると汚染されているものもある。虚偽の記載ラベルもある。しかし、数値で見れば認証を受けていないものよりも1000分の1であって若干汚染があったとしても、これが少ないことは間違いない。

 また、協力してきた団体とは過去からつきあいがある。有機農産物も一緒に連携して普及している。

中国もグリホサートの規制基準を強化

 なお、これは質問とは違うが、今週あった大きな事実として、中国がグリホサートの基準を200ppbまで引き下げたことをお伝えしたい。これまで1000ppbでものがこれだけ引き下げられたのである。これは、大豆にしても小麦にしても乾燥目的では中国向けには使えなくなることを意味している。

 中国が踏み出していることから、日本でも是非、200ppbまで引き下げてもらえるといい。たとえ1ppbの濃度であっても乳がんの原因になるからである。すでにグリホサートを禁止しているのは33カ国もある。中国の取り組みは十分ではないが、重要な一歩だと思う。日本も是非やってもらいたい。

Zen011S.jpgオーストラリアではラウンドアップに換わる農薬を開発

ゼン また、ラウンドアップに変わる除草剤をオーストラリアが開発していることも大きい。これはラウンドアップの代替えとして非常に有効である。主要成分はお酢だが、オーストラリアでは認可されている。

GMOの表示問題

質問 日本ではいまGMO表示ができなくなろうとしている。米国におけるGMO表示はどうなっているのだろうか。

2018121425S.jpgゼン GMO表示に関しては、知る権利を奪うということの頭文字をとって私たちは「ダーク法」と呼んでいる。この法律が近いうちに施行される。これが施行されるとQRコードをスマホを読むことになる。あるいは、電話番号やホームページで自分で調べろということになる。

 さらに、GMOのシンボルとなる表示が「BE」というふうに変わる。ヨーロッパにおいては「B」は、バイオロジカルでイメージがいい。つまり、環境に優しいグリーンというBに変えようとしている。こういう動きがあるので落胆している。

 どうやって見極めるのか。結果として、有機オーガニックに頼らざるを得ない。たとえ、非GMO食品であってもスプレイされていることがあることからオーガニックしかないと思っている(拍手)。

閉会挨拶 印鑰智哉氏

 この会議は画期的である。ヨーロッパが変わったのは欧州議員が実際にグリホサートを検査したからである。日本の国会議員の方にまず率先して是非やっていただきたい。各地でもやっていただきたい。斎藤元農相は、通常国会において農薬を再評価をすることを確約したので、結果を出していけばグリホサートを規制することは可能である。日本を変えれば世界を変えられる(拍手)。

【人名】
ヘンリー・ローランズ(Henry Rowlands)氏の画像はこのサイトより
ジル=エリック・セラリーニ(Gilles-Eric Seralini)教授の画像はこのサイトより

編集後記

 グリホサートを排除することで、牛と不耕起とカバークロップによって地球温暖化を防止する。そして、ザワークラウトでデトックスする。このブログで言ってきたことばかりではないか。ゼンさんの話を聞くことによって改めてこのマイナーなブログが発信している情報が世界の大きな潮流とズレていないことを認識した。

 けれども、知らなかったこともある。例えば、砒素だ。砒素ときけば、まず宮崎県の十呂久鉱山の被害のことを思い浮かべてしまう。さらに、オーストリアで具体的にグリホサートを排除する除草剤が開発されていたことだ。この二つの事実を組み合わせれば、毒を排除し健康となるために、グリホサートが店頭から消え、その代わりに多少高くてもお酢の除草剤が並ぶことはまさに歴史の必然と思える。もちろん、心配ならば各都道府県の試験場が除草剤の効果を再確認する必要はあるのだろうが、予防原則からすれば砒素の拡散を防ぐことの方が先なのではあるまいか。
(2018年12月21日投稿)



posted by José Mujica at 06:00| Comment(0) | 講演・学習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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